熊本市 八代市「河童渡来碑」
河童を語るならば忘れてはならない熊本県八代市の「河童渡来碑」。
九州は河童伝説が多い地ですが、とくにこの渡来碑は「中国から九千匹の河童が渡って来て上陸した場所」だと伝わっている場所です。
今は綺麗に整備された川岸。まずその川幅の広さに驚かされました。
もちろん現在は川岸は綺麗に整備されコンクリートで固められてはいましたが、たっぷりと水をたたえた川を眺めていると河童伝説があるのも納得というような気がしてきます。
付近には看板があったり、びっくりするような河童のモニュメント群があったりして楽しめます。
足元にもこんな可愛い河童が!
川辺にどーんとあるので、ふらっと出かけて行っても、いつでもお目にかかれるのが、また嬉しいですよね。
とはいえ川辺なので、あまり暗い時間や豪雨の日などはあぶないかもしれませんが・・・。
渡来碑の側に、説明分の看板がありました。
毎年6月18日には子供の水難防止を願って「オレオレデーライタ川祭り」が行われるそうです。
この意味は「中国からよくいらっしゃった」という意味なんだそうですが、いたずらを繰り返して捕まえた河童達が「この石が磨り減るまで悪さはしない」と約束した石なんだという話もあるようです。
これが河童渡来碑。
それにしてもこの八代市、町中に本当に河童がたくさん!
なんか、オブジェなのか民家の一部なのかがよくわからないような勢いでいるので、河童好きな方は嬉しい場所ではないかと思われます。
またこの八代市、駅の売店で「がらっぱ弁当」が販売されていたと聞いたのですが、それらしきお弁当は見つけられませんでした。売店のおばさんに伺った所、現在は販売はしていないとの事。
がっくり肩を落とした所でしたが、「ここでは売ってないけど、作ってる所では売っている」と教えていただきました。「中華料理 太楼」さんです。
中華料理太楼さんの河童像
外には4メートルくらいの河童らしき像と、なぜか隣には「シュウマイ発祥の地」という碑までありました。店主にそのことを伺うと、シュウマイのあの形は、河童の皿からヒントを得たのが始まりなんだとの事。
たしかにシュウマイを上から見ると、河童の皿に見えないことも無いかもしれません。
真偽は不明ですが、シュウマイを見るたびに河童のお皿を思い出してニンマリしそうだと思いました。
その事もあってか、河童弁当はもちろんシュウマイ弁当でした。
他にも「肥後 八代ラーメン」という河童がパッケージにいるインスタントラーメンが販売されていました。
さすが河童渡来の地、八代ですね。
町の河童たち
訪問:2007年
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